Mitch Ryder & The Detroit Wheels - Jenny Take A Ride! / Baby Jane

デトロイトを拠点に活動したガレージ、ブルーアイド・ソウル、ロック・グループ／ミッチ・ライダー＆ザ・デトロイト・ウィールズが、1965年にNEW VOICEレーベルからリリースしたシングルです。

ボブ・クルー・プロデュースによる作品です。


Bob Crewe

ビルボード・ホット100チャートで最高10位を記録しました。

タイトルは違いますが、チャック・ウィリスでも知られる様になったブルース古典曲「シー・シー・ライダー」と、リトル・リチャードの「ジェニー・ジェニー」のカバーです。この二曲をメロディー形式で合体させており、「シー・シー・ライダー」～「ジェニー・ジェニー」～「シー・シー・ライダー」～「ジェニー・ジェニー」という構成になっています。これは以前のヒット「デヴィル・イン・ア・ブルー・ドレス～グッド・ゴリー・ミス・モリー」のアイデアを継承したものでした。





ハードな演奏のダンサブルなリズムに、ハンドクラップとコーラスが乗った60's パーティー・ロック・チューン！終始ラウドな音の嵐が畳みかける痛快無比な名作です。

レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの初共演作品としても話題になった、クエンティン・タランティーノ監督による2019年の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド（原題：Once Upon a Time in Hollywood）』のオリジナル・サウンド・トラックに含まれました。



裏面はテックスメックス風のロック・ナンバーです。

アーティスト【ミッチ・ライダー】





ガレージ、ブルーアイド・ソウル、ロック・シンガー。1945年ミシガン州ハムトラマック生まれ。本名 William S. Levise, Jr 。初期はテンペスト（Tempest）やビリー・リー＆ザ・リヴィエラス（Billy Lee & The Rivieras）というバンドに参加して活動。1964年頃にザ・フォー・シーズンズ等を手がけたプロデューサー／ボブ・クルーと出会い、グループ名をミッチ・ライダー＆ザ・デトロイト・ウィールズに変更。録音はクルーの所有したDYNO VOICE/NEW VOICEレーベルにあり、1965年～1967年にかけて「Devil with a Blue Dress On」「Sock It to Me-Baby!」「Jenny Take a Ride!」等のヒットを連発した。ブラック・フィーリング溢れるエネルギッシュなボーカルと、ガレージ・ライクなバンド・サウンドが魅力で、彼らのスタイルこそがデトロイトのアイデンティティーそのものといえる気合いの入ったスタイルです。