Johnny Cash - Big River / Ballad Of A Teenage Queen

カントリー・ミュージックをベースに、フォーク、ブルース、ゴスペル等を融合させた独自のロックンロールで、多大な影響を与えたロックンロール界の重要人物として評価されるロックンロール・シンガー、ソングライター、ギタリスト、ハープ奏者／ジョニー・キャッシュが、1958年3月にSUNレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・ホット100チャートで最高14位、ビルボード・カントリーチャートで最高4位を記録しました。

ジョニー・キャッシュによって書かれた曲です。ミネソタ州セントポールからルイジアナ州ニューオーリンズまで流れるミシシッピ川に沿って、失われた愛を追う物語を歌っています。アップテンポのロカビリー・サウンドに乗せて、味のあるボーカルで歌う50's ロックンロール・クラシックスです。

裏面もヒットしており、ビルボード・ホット100チャートで最高14位、ビルボード・カントリーチャートで最高2位を記録しました。

ジャック・クレメントが書き、ザ・テネシー・トゥーがバックを演奏しました。歌詞は、町民がこれまで見た中で最も美しいと思っている、金色の髪と青い目をした小さな町の十代の少女の物語です。彼女はとても可愛いので、男の子はみんな彼女を求めています。しかし、その少女は地元の駄菓子屋で働いている少年の事が好きで、愛しています。その少年は指輪を買うのに十分なお金を貯め、来春に彼女と結婚する予定だが、突然ハリウッドから映画スカウトがやって来て彼女を連れ去ってしまいます。ハリウッドが提供するものに魅了された彼女は、少年と故郷を離れ、大都市へ向かいます。すぐに少女は有名になり、豪華な家やプールなどの大都会の楽しみを満喫します。しかし、彼女は「昔の故郷」と今も駄菓子屋で働く少年が恋しくなり、とても不幸になります。ある日、少女は名声も含めて自分が持っていたすべてを放棄し、電車に乗って故郷に戻り、最後に今も愛する駄菓子屋の少年の元に戻ってくるというドラマチックな内容です。

キャッシュは1987年に娘のロザンヌ・キャッシュとジ・エヴァリー・ブラザーズをゲスト・ボーカルに迎えてこの曲を再録音しました。そのバージョンは、1989年のカントリー・ミュージック・アソシエーション・アワードで年間最優秀ボーカル・イベントにノミネートされました。

アーティスト【ジョニー・キャッシュ】

























ロックンロール・シンガー、ソングライター、ギタリスト、ハープ奏者。1932年アーカンサス州キングスランド生まれで、2003年に死去。本名 John R. "Johnny" Cash 。カントリー・ミュージックをベースに、フォーク、ブルース、ゴスペル等を融合させた独自のロックンロールで多大な影響を与えた重要人物。1954年にメンフィスに移住し、1955年にSUNレーベルと契約。深いバリトンボーカルを活かした「I Walk the Line」「Folsom Prison Blues」「Get Rhythm」「Home of the Blues」等、多数のヒット曲を連発し人気を博した。1957年に大手COLUMBIAレーベルに移り、「Don't Take Your Guns to Town」が大ヒットを記録している。1965年以降はドラッグ問題でアウトロウなイメージが先行したが、1968年にはフォルサム刑務所でのライヴ録音『At Folsom Prison』で見事に復帰し、以降は他界する2000年代までコンスタントに録音を続け活躍した。