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Jazz 45

Herb Alpert & The Tijuana Brass - The Lonely Bull (El Solo Torro) / Acapulco 1922

1962 USA Original 45rpm Record [A&M/703]

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「ビター・スウィート・サンバ」他、60年代におけるインスト・ヒットの数々でも知られる白人ポップ・トランペット奏者、シンガー、作曲家、プロデューサー/ハーブ・アルパートが、1962年8月にA&Mレーベルからリリースしたシングルです。

ハーブ・アルパート、ジェリー・モス・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高6位を記録しました。

1962年12月にリリースされたアルバム『ザ・ロンリー・ブル』に収録されたのタイトル・トラックでした。

ソル・レイクが書いた曲で、元々のタイトルは「Twinkle Star」でした。スペイン語で「孤独な雄牛」を意味する哀愁のあるメロディー曲を、ハーブ・アルパートは、多重録音したトランペットの音を重ねる実験をしながら、ガレージでレコーディングしました。全体的には、ザ・レッキング・クルーのメンバーによる演奏で、ハリウッドのコンウェイ・レコーダー・スタジオで録音されました。メキシコの闘牛場内で「オーレ」と歓声を上げる群衆の音や、闘牛場のサウンド等もフィーチャーされています。

デュアン・エディーの1960年のヒット「ビコウズ・ゼイ・アー・ヤング」の影響があったと思われる作風です。



トワング・ギター(半音下げたチューニングのギター音)をフィーチャーしてロックンロール感も残しつつ、ポップ・インストゥルメンタル新時代の幕開けを告げた名作です。

裏面は明るい感じのポップ・インストゥルメンタル・ナンバーです。


コンディションNM/NM
マトリックス番号:A&M-1005-1 A2 / A&M-1006-1 A2K


アーティスト【ハーブ・アルパート】



白人ポップ・トランペット奏者、シンガー、作曲家、プロデューサー。1935年ロサンジェルス生まれ。8歳でトランペットを習い、10歳頃にダンスを踊る。1952年にフィル・スペクターと同じフェアファックス高校を卒業後、アメリカ軍に入隊し軍の式典で演奏。50年代はロサンジェルスのポップ・ミュージックで裏方として下積み時代を経験し、1960年にルー・アドラー(Lou Adler)と共作した、サム・クックの「Wonderful World」が初ヒットを記録する。1962年にジェリー・モス(Jerry Moss)と共同出資しA&Mレーベルを設立し、レーベル専属のミュージシャンによるハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラスを結成した。当初は自宅のガレージをレコーディング・スタジオに改装して録音しており、1962年にガレージ録音の「The Lonely Bull」が初ヒットを記録した。1964年後半にはライブ出演のためにメンバーを増員し、1965年に制作されたアルバム『Whipped Cream & Other Delights』は空前の大ヒットとなっている。このアルバムに収録された「Bitter Sweet Samba」は、日本ではニッポン放送系の深夜ラジオ番組「オールナイトニッポン」のテーマソングとして有名になった。1969年にティファナ・ブラスは解散し、以降はソロで活動したり、ティファナ・ブラスの旧メンバーらと共に90年代まで活動している。