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R&B 45

Earl Bostic - Harlem Nocturne / I Hear A Rhapsody

1954 USA Original 45rpm Record [KING/45-4978]

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1950年代のR&B期を代表する名R&B・サックス奏者/アール・ボスティックが、1954年にKINGレーベルからリリースしたシングルです。

チャート記録はありませんが、ボスティックの代表的な作品として知られる一曲です。

アール・ヘーゲン作によるジャズの名作「ハーレム・ノクターン」のカバーで、ジョニー・オーティスのバージョンなどが有名ですが、初録音は1940年のレイ・ノーブル・オーケストラによるものです。



ラテン調のリズムをバックに、ボスティックのアルト・サックスがパワフルかつエモーショナルにブロウする名50's R&B・インストゥルメンタル・バージョンです。

裏面はミッドテンポのスウィンギンなR&B・インストゥルメンタル・ナンバーです。こちらは、キャロライナ州でシャグ・ダンスとして人気のあるダンス・ナンバーなのでおすすめの2サイダー盤です。

 【カロライナ・ビーチ・ミュージック】



1950年代~1960年代のロックンロール、R&B、およびポップ・ミュージックから発展した米国の地域的な音楽ジャンルです。ビーチ・ミュージックは、ノースカロライナ州とサウスカロライナ州の公式なダンスでもあるシャグ(Shag)、またはカロライナ・シャグとして知られるダンス・スタイルと最も密接に関連しています。4/4の「ブルース・シャッフル」のリズミカルな構造と中速から高速のテンポを備えたサウンドは、シャグにとって最も人気のある音楽スタイルです。最初は主に、マートル・ビーチ、カロライナ・ビーチ、ジョージア州おゴールデン・アイルズなどのグランド・ストランド(大西洋に面した海岸地帯)など、主にローカルな地域に限定され親しまれていましたが、現在は全国の白人層の間でR&B音楽が受け入れられるようになるなど、より幅広いファン層に影響を及ぼす「カロライナ・ビーチ・ミュージック」として発展しました。50年代のロックンロールからロックへと、R&Bからソウル・ミュージックの両方の発展に貢献した要素もあります。現在では「R&Bオールディーズ」やシャグ・ダンス愛好家により、カロライナ・シャグは全米のダンス・サークルで幅広い人気を集めています。


コンディション:NM/NM
マトリックス番号K-45-9756-2 / K-45-9754-2


アーティスト【アール・ボスティック】














Earl Bostic (April 25, 1912 Tulsa, Oklahoma, United States - October 28, 1965 Rochester, New York, United States) R&B・アルト・サックス奏者。戦後ジャンプ~R&Bにかけての最重要サックス奏者。1939年にライオネル・ハンプトン楽団で初録音。1945年に自身のバンドを結成しMAJESTICレーベルにリーダー作を吹き込みをした。R&Bを演奏する傍ら、ジャッキー・バイアード、ジョン・コルトレーン、ベニー・ゴルソン、ブルー・ミッチェッル、スタンリー・タレンタイン、トミー・タレンタイン、ケーター・ベッツ、サー・チャールズ・トンプソン、テディー・エドワーズ、トニー・スコット、ベニー・カーターといった、ジャズの大物らとも演奏し実力を付けていく。1951年にはKINGレーベルと契約し、以降は大量にレコーディングを行い、ヒットも多く、代表作品には「Flamingo」、「Harlem Nocturne」、「Temptation」、「Sleep」等が知られるようになっている。小粋にスウィングするスモール・コンボのR&Bサウンドは、戦後R&Bの礎となった。ジャズを下積みとしたサックス・プレイには正確なコントロールとテクニック、さらにはロックンロール時代にマッチした豪快さも兼ね揃えており、名実共に唯一無二といえる名プレイヤーである。