Clyde Stacy & The Nitecaps - So Young / Hoy Hoy

「タルサ・サウンド」の創始者として知られているロカビリー・シンガー、ギタリストのクライド・ステイシーと彼のグループであるザ・ナイトキャップスが、1957年にCANDLELIGHTレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・ホット100チャートで最高68位、カナダのチャートで最高1位を記録しました。

プロデューサーのウディ・ヒンダーリングがレコードにパット・ペイトンのセクシーな女性の声をオーバーダビングしたため、一部のラジオ局で放送禁止になりました。しかし、逆にこの色っぽい女性の声こそが本曲のスパイスとして効いている素晴らしいアレンジメントの50's ロックンロールの名作です。

ロバート・ゴードンが出演した、1982年公開のロックンロール映画『ザ・ラヴレス』のサウンド・トラックにカバー・バージョンが挿入されていました。





裏面は、1954年にリトル・ジョニー・ジョーンズというブルース歌手がATLANTICレーベルに吹き込んだジャンプ・ブルースのカバーです。



キャッチーなリフを盛り込んだブルース曲を、ハードなロカビリー・サウンドでアレンジした50's ロックンロール・クラシックスです。

アーティスト【クライド・ステイシー＆ザ・ナイトキャップス】




ハスケル・クライド・ステイシー（1936年8月11日～2013年11月6日）は、クライド・ステイシーとして知られるアメリカのロカビリー・シンガー、ギタリストで、1950年代にクライド・ステイシー＆ザ・ナイトキャップスのリーダーとしてレコーディングを行った。彼は「タルサ・サウンド」の創始者として知られている。オクラホマ州の農場で生まれ、その後、家族とともにアリゾナに移り、その後1949年にテキサス州ラボックに移り、そこでギターを学び、1年先輩のバディ・ホリーと知り合った。1954年に彼はオクラホマ州タルサに戻り、そこですぐにリードギタリストのジョン・D.・ルヴァンとともに自身のグループ／ザ・ナイトキャップスを結成している。ステイシーはラジオDJのドン・ウォレスによって発見され、ドン・ウォレスは彼のマネージャーとなり、CANDLELIGHTレーベルとの契約にこぎつけた。1957年、ステイシーの最初のシングル「Hoy Hoy」をバックにした「So Young」がヒットしている。