Booker T. & The M.G.'s - Mrs. Robinson / Soul Clap '69

STAXレーベルのハウスバンドとして活躍した事でも知られるメンフィスのR&B・インストゥルメンタル・グループ／ブッカー・Ｔ＆ザ・エムジーズが、1969年にSTAXレーベルからリリースしたシングルです。

ザ・エムジーズ・セルフ・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高37位、ビルボード・R&Bチャートで最高33位、カナダのチャートで最高21位、英国シングルチャートで最高35位を記録しました。

1968年4月にサイモン＆ガーファンクルが発表した名曲「ミセス・ロビンソン」のカバーです。


サイモン＆ガーファンクルの原曲は軽快なロック・ナンバーでしたが、ジ・エムジーズのバージョンも、軽快なロック・インストゥルメンタルに再編されたバージョンです。STAXレーベルの独立で音楽的な自由度が増し、R&B～ソウルの範疇に捕らわれないアイデアでクロスオーバーヒットとなった名作です。

裏面はミディアム・テンポのサザン・ソウル・インストゥルメンタル作品です。

アーティスト 【ブッカー・Ｔ＆ザ・エムジーズ】

R&B～ソウル・インストゥルメンタル・グループ。サザン・ソウル、メンフィス・ソウル。STAXレーベルのハウスバンドとして、ブッカー・T・ジョーンズ（オルガン・ピアノ）、スティーヴ・クロッパー（ギター）、ルイス・スタインバーグ（ベース）、アル・ジャクソン・ジュニア（ドラムス）により60年代初頭にメンフィスで結成された。STAXでのスタジオ・セッションワーク以外にも、自己名義での録音がSTAXレーベルにあり、ハモンド・オルガンを前面に押し出したブルージーなインストルメンタルR&Bの名作「Green Onions」他が多数ヒットした。エムジーズ＋メンフィス・ホーンズが奏でる磐石なサウンドは、「サザン・ソウル」そのものと言っても過言ではなく、R&Bの新境地を開いた。