Bobby Scott - Chain Gang / Shadrach

8歳で音楽教育をうけ、若干11歳でプロ・デビューを果たした英才としても知られる、ポップ・シンガー、ソングライター、音楽プロデューサー、ピアノ、ヴィブラフォン、アコーディオン、チェロ、クラリネット、ダブル・ベース奏者、ボビー・スコットが、1955年12月にABC PARAMOUNTレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・ホット100チャートで最高13位を記録しました。シングルは100万枚以上を売り上げ、ゴールドディスクを受賞しました。ブルース・ポロックの著書『ロック・ソング・インデックス：ロックンロール時代の最も重要な7500曲』に収録されており、著者はこれを「ジャズ/ロックの初期の味わい」と評しています。

「チェイン・ギャング」は、ソル・クアシャとハーブ・ヤクスが1955年に書いた曲です。この労働歌は、同様のテーマのテネシー・アーニー・フォードの「シックスティーン・トンズ」に続いてチャートで成功したシングルとなりました。

この曲はスコットの最初のポップ・シングルであり、彼はまだ10代のミュージシャンでしたが、既にジャズ・ピアニストとしてルイ・プリマやジーン・クルーパのバックを務めていました。ジーン・クルーパ・カルテットでスコットと共演したゴードン・ホワイト・ミッチェルは、スコットがツアーで「黒人の音を真似て」歌の練習をしていたと発言しており、「チェイン・ギャング」ではブラック・フィールを表現しているとされています。

「シックスティーン・トンズ」の流れを汲む素朴な哀歌を、ジャジーなR&Bのアレンジに乗せて、温かく、ハスキーな魅力のボーカルで歌った50's ポップ・ボーカル・クラシックスです。

イギリス人歌手ジミー・ヤングのバージョンは、英国シングルチャートで9位に達しました。

裏面は、ジャズやゴスペルのスタンダードとして知られる「シャドラック（Shadrach）」のカバーで、アップテンポのスウィングにハンドクラップを乗せたジャズ・ボーカル作品の2サイダーです。

オリジナル・カンパニースリーヴ付きです。

アーティスト【ボビー・スコット】



ポップ・シンガー、ソングライター、音楽プロデューサー、ピアノ、ヴィブラフォン、アコーディオン、チェロ、クラリネット、ダブル・ベース奏者。1937年ニューヨーク州マウント・プリーザント生まれ。本名 Robert William Scott 。8歳で音楽教育をうけ、若干11歳でプロ・デビューを果たした英才。1952年にはルイ・プリマのツアーに参加。1956年にABC PARAMOUNTレーベルから「Chain Gang」がナショナルヒットを記録している。他にはMERCURY, VERVE, BETHLEHEMレーベルにも録音がある。またザ・ホリーズ1969年の大ヒットの「He Ain't Heavy, He's My Brother」を作曲した事でも知られている。