B. J. Thomas - Hooked On A Feeling / I've Been Down This Road Before

60年代後半からの多くのヒットで、80年代までヒットチャートの常連となり、大衆的に人気を博した白人男性ポップ・シンガー、B・J・トーマスが、1968年10月29日にSCEPTERレーベルからリリースしたシングルです。

チップス・モーマン・プロデュースによる作品です。


Chips Morman

ビルボード・ホット100チャートで5位、USキャッシュボックストップ100チャートで5位、カナダのRPMトップシングルチャートで3位を記録しました。

B・J・トーマスの友人でもあったマーク・ジェームスによって書かれたポップソングです。ジェームスは幼少期の恋人に対する感情に触発されて、恋に落ちるスリルについて歌詞を書きました。

録音はテネシー州メンフィスのアメリカン・サウンド・スタジオで行われ、南部の雰囲気が漂う芳醇なサウンドに、セッション・ギタリストのレジー・ヤングが演奏をしたエレクトリック・シタールのサウンドをフィーチャーして完成させた60's ポップスの名作です。


Reggie Young

カバーも多数ありますが、ここで特筆すべきは、1974年のブルー・スウェードによるバージョンがナンバー1に到達しました。



有名なイントロ「ウーガ・チャカ・ウーガ・ウーガ」は、元々は1971年にイギリスのミュージシャン、ジョナサン・キングが使用しています。ジョナサン・キングのバージョンは英国シングルチャートで23位に達しました。



1992年、ブルー・スウィードのバージョンはクエンティン・タランティーノ監督のデビュー作『レザボア・ドッグス』のサウンドトラックに収録されました。



裏面はバラード作品です。

コンディション：NM/NM マトリックス番号：61090-1H / 61093-1B

アーティスト【B・J・トーマス】







白人男性ポップ・シンガー。1942年オクラホマ州ヒューゴ生まれで2021年に死去。本名は Billy Joe "B. J." Thomas 。テキサス州ヒューストンで育ち、音楽活動初期にはザ・トライアンフス（The Triumphs）というバンドで活動し、ロイ・ヘッド＆ザ・トレイツとも交流を持つ。1966年にB・J・トーマス＆ザ・トライアンフス名義でPACEMAKERレーベルからデビューし、「I'm So Lonesome I Could Cry」が大ヒットしている。同1966年にSCEPTERレーベルよりソロデビューも果たすものの、当初はヒットに恵まれなかった。しかし1968年にリリースした「Hooked on a Feeling」が大ヒットを記録した以降は、「Raindrops Keep Fallin' on My Head」(1969)、「(Hey Won't You Play) Another Somebody Done Somebody Wrong Song」(1975)、「Don't Worry Baby」(1977)、「Whatever Happened to Old-Fashioned Love」(1983)といった一連のヒットで、80年代までヒットチャートの常連となっている。